補助金申請の中で、多くの方が「一番大変!」と感じるのが事業計画書の作成です。
特に、初めて書く方にとっては「どこから手をつけていいのか分からない…」と悩むポイントでもありますよね。
そもそも事業計画書は、2部構成になっています。
前半:既存事業について
後半:補助事業(新たな取組み)について
この記事では、事業計画書の“前半部分”にあたる内容を、1つずつやさしく解説します。
記載例を交えていますので、読みながらそのまま書けるヒントが得られますよ!
🟩第1項目:既存事業の概要
📌書くべき内容
- 店舗・事業の基本情報(開業年、業種、規模など)
- 商品・サービスの特徴
- 顧客層や提供エリア
- 売上・利益の現状
- 抱えている経営課題(なぜ補助金が必要か)

✍️記載例(コーヒーショップの場合)
私たちは、2021年に開業した地域密着型のコーヒーショップ「Cafe Fika」です。
大阪市内のオフィス街に立地し、テイクアウト需要を中心に平日約80名の来店があります。
自家焙煎による深煎り豆を使用し、毎朝丁寧にドリップした香り高いコーヒーが自慢です。【経営課題】
リピーター率は高いものの、午前・午後のアイドルタイム(客数が少ない時間帯)の売上が伸び悩んでおり、課題となっています。🟩第2項目:市場動向(図を入れるのが理想)
📌書くべき内容
- 業界の成長性・変化の背景
- どんなニーズやトレンドがあるか
- 参照した調査データやグラフを入れると信頼感UP
✍️記載例
上記は、日本カフェ協会が発表した「カフェ市場の推移」です。
コロナ禍以降、テイクアウト需要の高まりを背景に、個人経営カフェの市場は拡大傾向にあります。
特に2023年以降は、地域密着型・高品質志向の店舗が支持される傾向が顕著です。
🟩第3項目:顧客ニーズ
📌書くべき内容
- 実際の顧客がどんな悩み・要望を持っているか
- それにどう応えてきたか
- ニーズと自社のサービスの“つながり”
✍️記載例
20〜40代の会社員を中心に、「朝の目覚めに濃いコーヒーが欲しい」「手軽におしゃれなひとときを味わいたい」といったニーズがあります。
当店では、そうした要望に応えるため、テイクアウト専用カップを改良し、注文から提供までの待ち時間を平均1分以内に短縮しています。
🟩第4項目:自社の強み・弱み
📌書くべき内容
- 他社と比べた自社の“売り”ポイント
- 逆にまだ弱い点、補助金でどう強化するか
✍️記載例
〈強み〉
- 自家焙煎・手淹れによる品質重視のコーヒー
- 平日朝の出勤客に対するリピート率80%以上
- 地域イベントと連携したプロモーション実績
〈弱み〉
- 午後の客足が弱く、回転率に偏り
- SNS発信が弱く、新規顧客の獲得に課題
🟩第5項目:今後の方針・目標
📌書くべき内容
- どんな方向で事業を伸ばしていくか
- 新商品、新サービスの予定
- どんな効果を期待しているか
✍️記載例
午後の客足を改善するために、今後は「おやつ時間帯」に合わせたスイーツセットの開発を計画しています。
また、外部講師を招いたラテアート体験教室を月1回開催し、顧客接点の多様化を図ります。
補助金で店内レイアウトの変更と冷蔵設備を導入し、客単価の引き上げと滞在時間の延長につなげていく予定です。
🟦まとめ・次回予告
いかがでしたか?この記事では、事業計画書の前半部分にあたる項目について、実際の記載例を交えながらご紹介しました。
「これなら自分にも書けそう!」と感じていただけたら嬉しいです✨
次回は、いよいよ事業計画書の後半部分――補助事業の目的や具体的な取組内容・効果について解説します!
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